てでぃです。
先日、家庭の資産運用はVTIに一本化することを決めました。
でも、夫婦で本気で経済的自由を目指すにあたっては、後悔のないよう合理的な選択をしたい
— てでぃ (@Tdy_beer) March 29, 2020
そういう意味では、やはり米株のインデックス一択になる
趣味の投資は自分のお金でやることにする。よし、そうしよう
4月以降、毎月のつみたてはVTIに一本化しています。
しかし、ケチな自分は毎月積立の時期になると思うのです。
「今の株価は高いんじゃないか。今月は見送って、来月下がったところで買えば・・・」
これではタイミング投資と変わらず、機会損失をしてしまいます。事実、欲をかいた自分は5月の積立に失敗しています。
毎月の積み立てで欲張ってしまって、ちょっとだけ下の株価でVTIを指値したらちっとも引っかからない
— てでぃ (@Tdy_beer) June 4, 2020
反省して、やっぱり次からは成り行きで買おう…ちょっと損しても、株価を気にして何度も指値するエネルギーを節約ということで
それで、成り行きで買うことにしたんですけど、やっぱり値段への納得感が欲しいのは変わらないんですよね。
長期的に今より上がることがわかっていても、「今買っている値段は相場より安い」とどこかで思いたい自分がいます。
「すごい喉が乾いていて、絶対水分をとった方が良いのに、なんかコンビニでは買いたくない。」みたいな。(いや、全然違うか?)
なので、自分なりにVTIの定価を考えてみました。
結論は、$163.75以下なら割安で買えていると言えそう、です。
株価と配当
用意したもの
- 2001年からの週次株価(GoogleFinanceより)
- 2001年からの四半期ごとの配当実績
まず、株価はこんな感じですね
美しい成長ですね。こうしてみるとコロナショックもそう騒ぐことじゃないように見える不思議
次は年間ごとの配当の額の推移です。
ちなみに、前から持っている人にとっては常識かもですが、四半期ごとの配当にはブレが見られます。
Q4、つまり12月の配当が一番多いみたいです。参考まで。
さて、ここからが分析です
株価と配当の関係から理論値を出してみる
配当利回りはある程度一定だろうという前提を置いている分析です。
「配当利回り」とは、配当の額を株価で割ったものですね。
先ほどの2つのグラフにあった、配当の額を株価で割ったものとざっくり理解してもらえば良いかと
四半期ごとの配当の額があったので、配当の額 x 4 / 株価をして、利回りを出しました。
(12月の配当が多いって気づく前だったので、ちょっとQ4の利回りが高めに出てます)
うーん、なんか2008年から世界が変わったように%が伸びていて、ちょっと不安になりますね。
原因はわからないけど、もうちょっと良いデータが取れそうな直近10年に絞ります
うん、なんかいい感じですね。
- 最大値:3.13%(2012年11月)
- 最小値:1.43%(2020年2月※コロナショック直前)
- 平均:1.96%
だいたい2%くらいで、1.5%付近は株価がだいぶ割高、3%付近が最も割安、ということですね。
でも、2020年の株価を考えたいのに、そのために必要な2020年の配当実績は年が終わってみないとわからないことに気づきます。
なので、すでにわかっている前年の配当と比較するとどうか、というのもやってみました
株価と配当の関係から理論値を出してみる(配当は前年のもの)
こちらも先ほどと同じく20年のグラフは怪しかったので、10年に絞りました。
先ほどとの違いは、配当の額が前年のものということです。
例えば、2020年の計算は、(2019年の配当:$2.9047)÷(2020年の株価)となります。
一定のレンジ(範囲)で上下していて、いい感じに見えます。
- 最大値:2.52%(2020年3月※コロナショック直後)
- 最小値:1.55%(2018年9月)
- 平均:1.77%
さて、今度は2019年の配当実績がわかるので、株価の理論値が計算できます。
2019年の配当実績は$2.9047です
- 最大値=もっとも割安:$2.9047÷2.52% = $115.19
- 最小値=もっとも割高:$2.9047÷1.55% = $187.40
- 平均=定価:$2.9047÷1.77% = $163.75
出ました。これが僕の望んでいたVTIの定価です。$163.75です。
平均の1.77%で線を引いてみると、株高な年でも1年に少なくとも1回は買うチャンスがありそうということがわかります。
まとめ
なんかスッキリしました。さて、これで僕が積立を逃した5月末の株価が$163.75を超えてたら良いなぁ・・・
・・・・・・
・・・・・・
いや、全然超えてなかった。やっぱり普通に成り行きで買っておけば良かったんだ。
(※指値を放っておいたので、その後の調整で買えました)
今後、$163.75以下だったら迷いなく積立をする決心がつきました。
今年(2020年)を振り返ってみると・・・
- 1月末:$163.52 ほぼ定価
- 2月末:$150.44 割安
- 3月末:$128.91 全力で買っておけば良かった(割安)
- 4月末: $145.84 割安
- 5月末: $153.71 割安
1月から2月の半ばまでは割高で、6月前半に定価レベルまで戻ってきたけど、また調整中。で、今は割安という感じですね。
ちなみに2019年を同じように見てみると、6月以降はほとんど割高。2018年も年末以外は割高。
どう買うのが自分に合うだろうか。割安の時だけ買おうとすると、買えない期間寂しそうとも感じる。
定価を超えている場合、積立額を半額にするとか、ルールについてはもう一度考えてみようかな。
ちなみに、重複するので書きませんでしたが、2020年の配当額を予想して、同じアプローチで計算してみても、定価は$163.63となり、かなり近くなりました。安心感ある!同じような計算だし、当たり前だけど
他のアプローチで定価(理論値)を計算している方がいれば、ぜひ参考にさせていただきたいと思います!
では、そゆことで。
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