テディです。
先日、父が60歳で新卒から勤めた会社を退職しました。子会社のお偉いさんとして働き続けるようです。
私がFP2級を取っていたり、投資が好きだということを知っている父は、運用を任せる、と言ってきました。大切な老後のための資金なので、リスクを取りすぎずに「銀行に置いておくよりはマシ」という程度で運用したいです。後で説明するためにも、考えたプロセスについてメモを残しておきます。
運用の目的は?
前提条件を整理します
- 運用資金:2500万円
- なんのためのお金:老後の生活のための資金
- 運用期間:65歳まで働くようだし、年金もある程度もらえるだろうということで70歳までの10年間
- 父に運用の楽しさを知ってもらう
- 親子・家庭内のコミュニケーションのきっかけにする
- メンテナンスに手間はかけたくない
アセットアロケーション
パフォーマンスのほとんどを決めると言われるアセットアロケーション、どうしようか。
- 年齢=債券比率を採用して60%が債券、40%が株式にする
- もしもの時にゼロになるので個別株は少なめの10%
- 確定申告の手間を増やしたくないので外国株、ETFはやらず、投資信託+国内個別株
銘柄選定のプロセス
- 信託報酬・管理費の安い投資信託を選ぶ:年率0.2%以下
- 投資信託の資産の規模が小さすぎないことを確認
- 債券・株式ともに投資家を守る仕組みができている米国中心。日本を避ける
- 円安やハイパーインフレのリスクをヘッジするため、手数料を低く抑えるために為替ヘッジなし
- 個別株は父の知っている会社で、少なくとも1社は株主優待があるところ
- 個別株はディフェンシブと思われるものを選ぶ(主観)
父への提案
- 【1500万】投資信託 – 債券:三菱UFJ国際-eMAXIS Slim 先進国債券インデックス
- 【750万】投資信託 – 株式:楽天-楽天・米国高配当株式インデックス・ファンド
- 【250万】個別株:東京電力、JAL、NTTドコモ、JT、クボタ、三菱商事、楽天、オイシックス、メドピア
選定理由:三菱UFJ国際-eMAXIS Slim 先進国債券インデックス
- 日本債券が入っていない
- 信託報酬・管理費が安い
- 為替ヘッジなし
選定理由:楽天-楽天・米国高配当株式インデックス・ファンド
- 米国株への集中投資
- 株式全体(VTI)ではなく、高配当株中心(VYM)
- 信託報酬・管理費が安い
- 為替ヘッジなし
VTIかVYMかはだいぶ迷いましたが、ハイテク株に割高感があり、ボラティリティが高いためによりディフェンシブなVYMを選択
選定理由:個別株
東京電力:20万円程度。東日本大震災以降、過剰に売られていると感じる。事業は安定している
JAL:40万円程度。確か父はJAL派だったような・・・インバウンド需要・ビジネス需要が固い。株主優待あり
NTTドコモ:25万円程度。高配当株。
JT:25万円程度。高配当株。タバコの値上げ余地あり。
クボタ:20万円程度。父が興味ある業界のはず
三菱商事:30万円程度。親戚が勤めてるというだけ理由。高配当株。
楽天:10万円程度。楽天カードを使い始めて愛着があるはず。金融ビジネスで攻めているのが好印象
オイシックス:20万円程度。父はあまり好きでないみたいだけど、気になっている会社のはず
メドピア:25万円程度。友達のオススメだった銘柄。ポートフォリオに医療を入れたかった
これで40万円程度余るはずなので、父の好きな銘柄をあげてもらう。なかったら
チャンポン好きだからリンガーハット
焼き鳥好きだから鳥貴族
沿線に住んでるから京王電鉄
でも買おうかな。
重要なタイミングの分散
銘柄だけでなく、特に株式は投資タミングの分散が重要と考えます。なので、以下の手順を踏みます
- 1500万円を投資信託 – 債券:三菱UFJ国際-eMAXIS Slim 先進国債券インデックスに投資
- 毎月20万円を投資信託 – 株式:楽天-楽天・米国高配当株式インデックス・ファンドに積立投資。約3年で750万円を投資完了
- 個別株:父の意見を聞く。意見がなければ、4月末の株価を基準にして、一番株価が下がっているものを毎月買っていく
まとめ
ちゃんと考え始めたらけっこう考えることが多かった。
単にお金を丸投げされて増やすのではなく、家族の会話のきっかけになったり、株主優待が来てちょっと嬉しかったりなんかして、父の資産運用へのアレルギーも解消できたら良いなと思ってます。
じゃ、そゆことで。
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