「ビリーブ 未来への大逆転」 アラサー男の感想

テディです。

妻が申し込んでいた試写会に当たったので、平日の18時30分から行ってきました。会場はよみうりホールで、東京在住の方はご存知、有楽町駅前のビックカメラの7階です。

指定席でもないので、開場と同時に並んでおくのがおすすめです。エレベーターで7階に向かったのですが、列が長くて結局最後尾を探していたら1階まで歩いて戻るはめに。運営の人はそうならそうと1階でしっかりアナウンスしてくれよ。

観た映画は「ビリーブ 未来への大逆転」というものでした。「アメリカで最も尊敬される女性ルース・ギンズバーグ。1970年代、彼女が挑んだ世紀の<男女平等>裁判を描く、爽快な感動実話。」とのことで、なんだかフェミニストな香りがして、アラサーの男が観ても肩身が狭いかなぁと思ってました。原題は「ON THE BASIS OF SEX」とのこと。確かに日本では別のタイトル使ったほうが良さそう(笑) 原題のほうが内容と近くてわかりやすいけどね。ビリーブって言われても・・・

映画の長さはちょうど2時間でした。

映画『ビリーブ 未来への大逆転』公式サイト
アカデミー賞®ノミネート『博士と彼女のセオリー』フェリシティ・ジョーンズ主演 『ビリーブ 未来への大逆転』3月22日(金)全国ロードショー

映画自体は男性でも楽しめた

会場はほとんどが女性、特に比較的早い夕方の時間ということもあってか有閑マダム風の年齢層高めなお姉さま方が多かったです。けっこうみなさん楽しんでたのではないでしょうか。横のマダムは何度か涙されていました。

僕はというと、最初は「どうせフェミニストが喜ぶ感じなんだろ」って冷めた目で観ていたんですが、けっこう面白くなっちゃいました。差別というか、女性ということで非常に優秀な彼女がフェアじゃない扱いを受けて苦しむところが、リアルに描かれていました。なんだか時代を感じるというか、少なくとも日本は当時よりだいぶマシになっていると感じましたね。

ポイントは主演のモデルの女性は「非常に優秀」ということです。こういう人を差別して活躍させないのは社会の損失だと素直に思えました。

そして、テーマが「法律」ということにも興味をひかれました。日本に限らず、時代にそぐわなくなったけど前例主義でずっと残っている法律ってたくさんあるんだと思います。それを変えるインセンティブがある人が立ち上がって、「国」とか「子どもたちの未来」のために変化を嫌う人たちと戦う、という構図がすごく興味深かった。日本は特に高齢者が多く、既存の体制を変えたくない勢力が多いと思う。日本を変えていくのは、この映画のヒロインのように、強い思いをもって変化を起こす若い世代じゃないといけないよね。

主演の女優がとても良い

僕は俳優の名前とか全然覚えられない人間なんですが、彼女の演技は印象に残ってました。ローグ・ワンという割とマイナーなスターウォーズの映画で、主演としてすごく良い演技をしていたんです。

今回のキャラクターは、強い・頭が良い・ロジカル・それでいて感情的、という魅力的かつキャラが立っている役だったと思います。彼女はそれをとてもうまく表現できていたんだと思います。ストーリーというより、彼女の演技に引き込まれたと言っても良いです。細かい表情がセリフ以上に感情を表現してました。良い演技ってこういうことだよなぁとしみじみ。

印象に残ったセリフがあって

「We are not asking you to change the country, we are asking you to protect the right of the country to change」です。映画館で観た日本語訳はだいぶ意訳してあったんですが、「国を変えてくれとは言ってません(どうせ放っておいても変わっていくから)。ただ、国が変わっていく・良くなっていく権利を守ってください」というような意味で、すごく良いセリフだと思いました。

3/22(金)から公開らしいので、時間ある人は観てみても良いと思います。アラサー以上にオススメです!付き合ってない段階でのデートにはオススメしません!笑 彼氏の女性観を試したい女性は連れて行ってみると良いかもです。

じゃ、そゆことで

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