FP資格のステップアップガイダンスに行ってみた

テディです。

FP3級の技能士試験を受けた時に、イベントなどの案内を希望するというところにチェックを入れていたみたいで、協会から「FP資格のステップアップガイダンス」というセミナーの案内が来ました。参加無料で、会報である「FPジャーナル」をもらえるとのことでした。

平日だし、参加見送ろうかなと思ったんですが、会場がけっこう会社から近かったので、ダミーのミーティングでも入れてちょっと息抜きがてら参加するかってことで行ってきました。

感想としては、わざわざ遠出して聞くものでもないけど、近くに住んでいたり近くで働いている人だったら行ってもいいのでは?という感じです。もちろんFPに興味がある人はね。ない人が行ったらつまらないだけだと思う。忘れないうちに印象に残った内容をまとめてみます。

最初は歴史の話

まず5分程度の映像を見ます。その映像では、これまでのFPの歴史や、どうやってAFPやCFPという資格がうまれたかなどを見ますが、正直言って自分はあまり興味が湧きませんでしたね。

ただ、「2017年のトレンド予測と資格取得に関する意識調査」という調査のうち、「武器になる資格」という項目で4年連続1位だそうです。※ユーキャン調べ

副業の流れが加速したり、サラリーマンやめてフリーランスでやる人が増えたりすると、税金どうなるんだろうとかの疑問から、こういった知識の需要は高まるでしょうね。また、高齢化社会=死ぬ人が多い=相続が多いので、相続関係の知識がつくFPの資格は確かに実際に役に立つ・武器になる資格と言えるかもしれませんね。

知識がどのように活用できるか、の説明

次に具体的にどのように資格を活用できるのか、という話がありました。と言っても、おそらくかなりケースバイケースなので、なんとも言えないと思います。

面白かったところだけ抜粋すると

  • 帝王切開になった際に、入っていた保険の特約と高額医療費制度を活用して低い費用(もしくは利益が出た?)で済んだ
  • 住宅ローン選択の際に自分に適切なものを選ぶことができた
  • 身近な人が亡くなった際も、相続で慌てることなく対応できた

とかが面白かったというか、納得感があったケースですね。

ただ、どのケースも自分の生活に活かした事例だったので、FPを勉強したから得をした、というには微妙かな、とも思いました。今時少し調べれば必要な情報にはたどり着けますからね。

ただ、話の中に出てきて衝撃だったのは、説明の中で出てきた投資信託を買っている人のうち46%が損をしているという情報です。

投信で損失、個人の半数 - 日本経済新聞
投資信託を保有する個人投資家の半数近くが損失を抱えている――。金融庁が投信を販売する銀行に実施した調査で、こんな実態が明らかになった。過度な分配金や短期の売買で十分な運用収益を得られず、長期の資産形成に結びついていない。販売会社も改革に動きつつあるが、事態を重く見た金融庁は運用成績の共通指標などで顧客本位の徹底を求める...

日経にも出ていたらしいのですが、自分は知りませんでした。特に、投資の知識も経験もないけどお金はある高齢者を狙って、銀行がとんでもない商品を売ってますからね。つみたてNISAにあるような商品を選んでいれば問題ないはずですが、そういった損をしなくなるとすれば、FPかどうかは置いておいて、金融リテラシーをつけるというのは非常に重要だと思いました。FPを取ると、具体的にこんな仕事ができる、とかって話があれば良かったんですが、そこは自分で考える必要ありですね。

会員は何人?どんな人?

次にどれくらい普及しているのかという話がありました。会員数は180万人と言っていましたが、おそらくこれはAFP, CFPだけでなく、試験の合格者や試験を受けなくても希望者がなれる一般会員も含めた数字だと思われます。

資料によれば、CFP, AFPに限ると、CFPは2万人ほど、AFPは16万人ほどでした。ただ、そのうち75%ほどは40歳以上なので、20代・30代で取得すればある程度差別化になるかもです。

そして業種ですが、意外だったのは金融系の業種の人が半分程度だったことです。けっこう事業会社に勤めている人や学生・主婦も取っている資格みたいです。全国で20万人程度というと、500人に1人くらいで、希少性としてはそこそこありますね。

AFPになるメリット

すでに先日2級に合格した自分の関心は「AFPを取るべきか」だったので、AFPになるメリットについて注意して聞いてました。

まとめると

  1. お客に対して提案書を作成することができるようになる(これは勉強すればAFPにならなくてもできるけど)
  2. 毎月FPジャーナルが届く:たまたまサンプルとしてもらった6月号には税制改正のポイントがわかりやすくまとめらていました。けっこうしっかりつくってある雑誌のようです
  3. 支部活動などでネットワークができる:スタディグループやイベントなどを開催して、ネットワーキングの機会をくれるようです。利益を得られるかは自分次第でしょうが、人脈をつくりたい人は良いかもしれませんね。

 

FP2級合格者がAFPになるためにかかる費用

すでにいいまとめが公式ホームページなどにあると思いますが、自分はこう理解しました。大きく3つの必要がかかり、そのうち1つは継続的にかかるものです。

  1. AFP認定研修を受講(8000円〜)
  2. 入会金(10000円)
  3. 年会費(12000円)

の3点です。このうち年会費は継続的にかかる費用ですね。つまり、入会するために18000円+受講の手間がかかり、入会したら月1000円の年会費がかかるというのが全容です。

コスパは悪そう

自分が受けた印象は、「これはコスパ悪そう」です。

なぜなら、自分が得するための知識の部分はもう付いています。AFPを取る理由というのは、取ることによって信用アップ=売上アップに他なりません。そう考えた時に、既存の金融関係の事業をやっている人であれば、間接的かもしれませんが信用などのメリットあると思います。が、1サラリーマンの自分の周りにはAFPって何?って人しかいないし、ファイナンシャルのアドバイスをする機会もありません。

その他のメリットは正直代替可能です。FPジャーナルは4冊分を300円でメルカリで売っていました。それ買えばいいです。ネットワーキングは気合の問題なので、場をつくってもらわなくても積極的な姿勢とフットワークの軽さでなんとかなるでしょう。FP同士で集まってなんのネットワークになるのかも不明ですし。

でもやってみようかな

コスパ悪そうだけどいろいろ考えてやってみても良いかな、と思いました。

ここまで時間をかけて2級まで合格したし、ファイナンシャルプランナーという資格をもって、最初はボランティアでもいいから人のお金に関する課題を解決してみたいと思ったんです。

こういうのって洗いざらい自分の資産とか給料のこととか喋らなきゃいけないんで、逆に身近な人に相談しづらいっていうのがあると思うんですよね。オンラインで、匿名同士でワンコインで相談とかできたらいいなぁって思います。そんなのあったら自分も相談したいし。

というわけで、提案書を作成するスキルを付けて、誰かの相談にのってみたいと思います。最初のほうは無料でやりたいと思うんで、もし興味ある人いればTwitter経由でコンタクトください どんどん新しいことにチャレンジしないとね。

じゃ、そゆことで。

コメント

  1. […] […]